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それなりの音質で聴くためには、それなりの価格のイヤホンが必要―。
私はオーディオ沼の住民ではないものの、音楽を聴くのは好きなので、それをなんとなーく理解しているつもりです。
しかし、今年の3月の発売以来、この常識を覆しかねない として話題になっているイヤホンがあるんです…。
それが、Hi-Unitの「HSE-A1000PN」、通称「有線ピヤホン」です。
気になりすぎて購入したので早速紹介しますね!
パッケージ情報
※下記の情報は2020年7月に通販 (タワーレコードオンライン)で購入したものに基づきます!
型式 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバーユニット | φ10mm高磁力マグネット |
インピーダンス | 16Ω |
出力音圧レベル | 96dB |
再生周波数帯域 | 50~20,000Hz |
最大入力 | 5mW |
コード長 | 1.2m (Y型) |
重量 | 約14.5g(コード含) |
接続プラグ | Φ3.5mmステレオミニ(ストレート) |
付属イヤーピース | XS / S / M / L |
中身を取り出してみるとこんな感じです。
1,700円とは思えないコスパ最強音質
冒頭にも申し上げましたが、Hi-Unitから今年3月に発売されたこのイヤホンが話題になっている理由は、ズバリ、音質とそのコスパ。
そもそもHi-Unitは、オーディオメーカーのALPEX と イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホン と e☆イヤホングループ会社のTMネットワーク が立ち上げたオーディオブランドなのですが、そのコンセプトは「求めやすい価格帯でリスナーの感動を深めるイヤホン」。
Hi-Unitから発売されたイヤホンはこれまでも、「コスパの良いイヤホンが1,000円台でも買える」と学生を中心に話題になってきました。
そして、このイヤホンも定価1,700円と求めやすい価格になっています。
音質監修はピエール中野さん
さて、1,000円台でコスパの良いイヤホンが既にいくつかある中で、このイヤホンを特別たらしめている要素が「ピエール中野が音質チューニングをしていること」です。
ロックバンド「凛として時雨」のドラマーであり、イヤホンマニアとしても知られているピエール中野さんが、Hi-Unitのコンセプトに共感し、さらに「驚きと衝撃を与えるイヤホン」を目指して音質監修…。もうこの時点でストーリーがすごいです。笑
音質監修にあたり、ピエール中野さん自身が実際に、開発・製造拠点のある中国に行って、現地のエンジニアと打ち合わせをしながらチューニングしており、ご本人も最終的には「この価格帯で究極といえるバランス」と太鼓判を押す仕上がりになったそうです。
ピエール中野さん監修の有線イヤホンということで、通称は「有線ピヤホン」。
これだけでのストーリーがあるイヤホンですので、注目度も高く、発売決定がリリースされた日にはTwitterで「有線ピヤホン」がトレンド入り。発売後も音質に驚くリスナーからの声が今も多くツイートされています。
素人ながら聴いてみた
ここまで話題になっているイヤホンなので、気になりすぎて私も購入してみました。
ちなみに私が普段使いしているのは、JVCのHA-FX46です。
補足しますが、今のイヤホン (HA-FX46) については特に不満は感じていないんです。笑
- 装着感が安定している
- コードも丈夫
- 重低音重視型
これまで何種類かイヤホンを使ってきましたが、2,000円程度の重低音重視イヤホンとしては比較的コスパのいいものだと私は認識しています。
改めて申し上げますが、私はオーディオ沼の住民ではないので、素人の簡単レポなのですが…
今使っているイヤホンで聴いた曲を、有線ピヤホンで聴いてみて驚きました…
え、なにこれ、めっちゃクリアに聞こえる…
一言でいうと、これは1,700円のイヤホンの音じゃないです…。
商品コンセプトどおり、驚きと衝撃を受けました…。笑
全体的に籠らずクリアに聞こえる印象で、特に音の重なりの厚いサビなどの部分でも、それぞれの楽器の音がしっかり別の音として聴けることが1番驚きでした。
個人的に1番聞こえ方が変わったパートはドラムでした。
普段 埋もれがちなバスドラム と 響きが潰れがちなシンバル がそれぞれ締まってクリアに聞こえるようになったおかげで打点がわかりやすくなったと思います。
また、それぞれの楽器がどこにパン振りされているかがわかるので、曲の立体感や臨場感が感じられます。
やや高音がシャリ付いて刺さる印象ですが、それは私がこれまで重低音モデルで聴きなれてきたからかもしれません。笑
有線ピヤホンならではの嬉しいこだわり
今これだけ話題になっている有線ピヤホンですが、これは2017年にHi-Unitから発売された HSE-A1000 (約1,000円) がベースになっています。
でも、今回ピエール中野モデルとして発売されるにあたり、ピエール中野さんのこだわりでバージョンアップされたポイントが主にこの4つ。
- ピエール中野さんチューニングの超コスパ音質
- 断線防止ケース付き
- オリジナルデザインのパッケージ
- 付属イヤーピースのサイズ拡充
それぞれ見ていきましょう!
ピエール中野さんチューニングの超コスパ音質
これはもう既に紹介しましたね。笑
確かにもっといい音質のものは高価格帯のイヤホンでたくさんありますが、2,000円以下でこれだけの音質のものは出会えないと思います。
断線防止ケース付き
どんなに気に入ったイヤホンでも断線してしまうと悲しくなりますよね。
有線ピヤホンでは強度の高いフィラメントコードを使っているのですが、さらに、ケーブルを結んだり束ねたりするときの負荷や持ち運び時の衝撃から保護するためのケースが付属しています!
ケースは手のひらサイズで、ピエール中野とHi-Unitのロゴ入り。
ケース上部にはアクリルテープもついているので、カラビナなどをつけてチャーム的に使うこともできます。
オリジナルデザインのパッケージ
音質だけなく、こだわりはパッケージデザインにも。
バイブスくんが前面に描かれていることやサイドのロゴを見ていると、もはやこれは凛として時雨のライブで物販列に並んで購入したものなのではないかと錯覚すら感じます。笑
ちなみにカラーバリエーションは、2色。
私が購入したのは「ガンメタリック」ですが、白ケーブルでかわいい「ピンク」もありますので、自分のポータブルプレイヤーとのコーディネートで選べるのも良いです。
付属イヤーピースのサイズ拡充
ベースになった HSE-A1000 には3サイズ( XS / S / M )のイヤーピースが付属していましたが、有線ピヤホンでは4サイズ( XS / S / M / L)が付属しています。
耳が大きめの人でもフィットするイヤーピースが選べるようになっているのは、多くの人に有線ピヤホンを使ってほしいというピエール中野さんの思いが背景にあるのかもしれませんね。
HSE-A1000PNの気になるところ
コードの細さと材質が気になる
使用しているうちに気付いたのですが、これまで使ってきたJVCのHA-FX46と比べるとコードが細くて心許ないんです。 うっかりどこかに引っ掛けて断線させてしまいそうな頼りなさがあります。
あとは、同様にJVCのHA-FX46と比較すると、圧倒的にコードが絡まりやすいんですよね…。 完全に素人の印象ですが、絡まりをほどいているとコード同士の摩擦が大きいことに気が付きます。
ちゃんと断線防止ケースがついているので、大事にしたい人はこまめに収納したほうがよさそうです。 (あえて乱暴な言い方をすると、ピヤホン自体が安価なので心配ならもう1個スペアを買って断線に備えてもよいのかもしれません…)
まとめ
こんな人におすすめ
- 音楽が好きな学生さん
「良い音で好きな曲を聴きたいけど、貯金がそれほどないから高いイヤホンは買えない…」という学生さんに特におすすめします!これは1,700円のイヤホンとしてはハイコスパイヤホンです…! - ピエール中野さん、または凛として時雨のファン
好きなドラマーさんのチューニングしたイヤホンという時点でどんな音か聞いてみたいはず。パッケージや断線防止ケースに散りばめられたロゴを見ていると、バンドの公式グッズを購入したような気分になり、テンションが上がりますよ♪
私自身もこのイヤホンで時雨の曲を聴いてみましたが、相性良いです…! - イヤホンは有線派!な人
イヤホンジャックに刺すだけで使えるので、普段の持ち歩きにおすすめです。ケーブルが丈夫なだけでなく、断線防止ケースが付属しているので、ほかのイヤホンを入れるにもぴったりです。
逆に、こんな人には、もっと別の商品の方が良さそうです。
- 高音のシャリ付きが苦手な人
基本的には低音域から高音域にかけて近くでクリアに鳴るイヤホンなのですが、私の印象では、高音域がやや鋭く聞こえるので苦手な人は苦手かもしれません。
※エージングや慣れで解決できれば良いのですが… - イヤホンは無線派!な人
残念ながらHi-Unitから販売されているピヤホンは有線のみですが、AVIOTからはピエール中野さんコラボの無線イヤホンも販売されています。こちらも評判が良いようなので、検討されてみるといいかもしれません。
おまけ
驚異のハイコスパイヤホン・有線ピヤホンですが、さらに音質を劇的に変えるとして噂されているアイテムがあるんです。
それが、ピエール中野さんプロデュースのレゾナンスチップ。通称ピチップ。
これを有線ピヤホンに貼り付けると、また音質が変わるそうで、そういう声をTwitterでもよく目にします。
ピチップについては、私はまだ試す予定はありませんが、気になる方はピヤホンとぜひ一緒にどうぞ!
やはりスピーカーやイヤホンを変えて初めて拾える音を見つけた瞬間はいつもわくわくします!
買いやすい価格のイヤホンですので、特性の違うオーディオ機器と聞き比べしながら曲を聴きなおしてみると、好きな曲の違った一面や気付かなかった仕掛けを見つけられるかもしれませんね☆
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